iOSDC 2019に参加してきた。

iOSDC 2019に参加してきた。
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久しぶりにブログを書くという手前、溜め込んだ叙情と気分の高揚が繊細な詩を生み出しそうな予感はする。
けれどもそれらの妄想は差し戻して、イベントへの参加記を綴る。

イベントの詳細はこちらから

なぜ参加したのか

正直に言うと、技術カンファレンスに参加するのは好きではなかった。そもそも人の話を聞き続けるという行為が苦手だったし、イベントで話を聞いてもそれがピンポイントで自分の興味の対象であることは少なかった。

だから初めてiOSDCというイベントを知らされた時も別に行くことはないかなぁと思っていた。

しかしよくよく話を聞いてみると会社にCfP制度というものがあり、トークに応募すると合計12000円の参加費が会社から支給され、またイベントへの参加を労働時間に計上してもいいということになっているらしい。

それを聞いた私の中の貧乏と怠惰が「行くしかないでしょ?」とノリノリな態度だったので、為すがままに参加をすることになった。

結局僕が応募したLTは採択されなかったが、CfPの制度でイベントに参加した。

イベントのレポート

木曜日の夕方から DAY 0 が開始した。

その前日にざっとどんなトークがあるのかスケジュールに目を通していたのだが、この時点でとてもワクワクしていた。と言うのも面白そうなトークが沢山あったし、トークが複数並行して進行していたので自分が一番興味のあるものを選ぶことが出来るのだ。

DAY 0 は文字列型Stringの話とSegueの話を聞いた。

Stringはプログラミングにおいて最高レベルに基礎的な型ではあるが、ややこしい話も多く理解できていないので是非この話を聞いてみたいと思った。Collection ProtocolからStringの添字アクセスについて語るといった内容だった。面白かった。
この段階で、こんなトークをずっと聞けるのめっちゃいいやんと気分が上がっていた。

Segueについては、普段は使わないけど機会があれば使ってみたくなったし、そんなことまで出来るのかと驚いた。

DAY 1 はライブラリのインポートとリンクの仕組み、クリーンコードの話、BLEの話、デザインシステムの話、Swiftと論理の話を聞いた。

特にライブラリのインポートとリンクに関しては、基礎的なことをまとめて教えてもらう機会はなかったので、とてもためになった。

また、Swiftと論理の話は理解するのは難しかったが、話としてとても面白かったし、勉強へのモチベーションを駆り立てるような内容であった。

DAY 2 はHeart of Swift、デジタル化粧の仕組み、自作リアクティブプログラミング、数々のLTを聞いた。

Heart of Swiftというトークでは、Swiftの特徴としてValue SemanticsとProtocol-orientatedという2点が挙げられるという話がされた。
Arrayが値型となっていることからもSwiftのValue Semanticsのパワーがわかるという話や、ポリモーフィズムやリバースジェネリクスやOpaque Result Typeの内容まで解説されていた。

このトークが僕の中では一番面白かったし、説明がすごく丁寧で、聞いていてすぐに時間が過ぎていった。

また、懇親会や休憩時間に、トークをされていた方々やiOS界隈のすごい方々やLLVM界隈のすごい方とお話をすることが出来たのは僕の中ですごくモチベーションの向上に繋がったし、色んなバックグラウンドを持った方々と沢山お話をすることが出来て、またSNSでも繋がることが出来て、参加してよかったなと心から思うことが出来た。

今後に向けて

このブログを書いている最中に、勢い余って3月に開催される try! Swift 2020 に応募した。次はトークをしてみたいという気持ちもあり、トークなしで気楽に楽しむのもありだなという気持ちもある。

どちらにせよ、iOSDC 2019 に参加してこれ以上にないくらいSwiftに対する情熱は燃えているし、3月に向けてしっかりと力をつけていくことに変わりはない。

Swiftは本当にいい言語だ。もう少し、詳しくなりたい。

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