ニーチェ

ニーチェ最後の著作『この人を見よ』から解説するニーチェの思想

大学1年の時に哲学の講義でニーチェを扱ったのが、僕とニーチェの著作との出会いだったように思う。 ニーチェ発狂の前年に出した最後の著作『この人を見よ』の、それも最後の章『なぜ私は一個の運命であるのか』を講義で取り扱ったのだが、それは19歳の青年の哲学観に衝撃を与えるには十分だった。 『この人を見よ』『ツァラトゥストラはこう言った』『善悪の彼岸』『人間的、あまりに人間的』を読み終え、満足感とともにそれ […]