パーティーを企画したら大失敗!どうして?

パーティーを企画したら大失敗!どうして?
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この記事は CAMPHOR- Advent Calendar 2016 の4日目の記事です。

国際交流日本酒パーティー

 

「80人集めよう。」
当時の僕には難しい数字に聞こえなかった。

京都には外国人が沢山いる。
その人たちに日本酒を飲む機会を提供しようと思った。

 

パーティー開催に必要だったこと

場所の確保

ビアバル「Qoo」にて開催した。
レンタルスペースとして借りたのだが、オーナーさんがとても良い方で、色んなことに協力してくださった。
本当に感謝!

飲食物の確保

京都市内にあるほぼすべての蔵元に電話、メール、訪問などで日本酒の協賛を依頼したものの、なかなか協賛が取れず、ほぼ撃沈した。
協賛なしになるかと思いきや、そんなことはなかった。
Qooのオーナーさんが日本酒の協賛を引っ張って来てくださったのだ。
滋賀にある「古川酒造」という蔵元で、当日は「天井川」という日本酒を一升瓶三本分提供してくださった。
本当に感謝!

当日の流れを設定

基本的に参加者同士の交流が目的なので、当日はフリータイムを多く設定していたのだが、丁半ゲームを行なって、優勝者には日本酒のプレゼントを用意した。

集客

集客は集金に直結するので、最も重要な要素と言える。
ただ、準備期間が長くかかってしまい、まともに集客ができるようになったのは一週間前だ。
一週間前?!!!無謀すぎるだろ!!!!
その通りです。
なので、クレイジーな方法で集客をした。

三条、四条、鴨川沿いで見つけた外国人全員に声をかけたのだ。
“Hello! I’m planning to hold the International Sake party!”
英会話は自信があったので、とにかく外国人に声をかけまくった。
「めっちゃええやん、行く行く!」
とか
「すまんなぁ兄ちゃん、わしら明日帰んねん。」
とか
「私、あんまり日本酒好きじゃないのよね。」
などの反応があった。(実際は全て英語です。)
一週間で100人くらいに声をかけたが、そこそこ手応えはあった。

ちなみにその時は友人に作ってもらったビラを配っていた。

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ビラは路上で配ったほか、外国人のための日本語学校や日本語教師養成学校(KEC)に置かせていただいた。

 

当日の話

さて当日、11月13日。
何人の人がこのパーティーに参加したのだろうか。
開催の数日前、古川酒造様には
「80人集まりそうです!」
などと豪語していた。
しかし当日には、現実的な人数を計算した結果、20から40人という目標人数に到底届かない数の人しか来ないだろうと予想していた。
経費的には40人の参加でプラスマイナス0だった。
「少し負債を抱えることになるな。」
パーティー開始直前はそう思っていた。

そしてパーティー開始時刻になり、来てくださった参加者の数は、なんと、

5人!!
5人??!!!
そう、5人!!!!!

まずはパーティーの参加者に申し訳なく思い、次に「少しの負債にとどまらんやん!!」と思った。

そして驚くことに、5人の中に、僕が路上で声をかけた人はいなかった。
おいおい!
あの時の、 “I’ll be there.” や “Of course, I will.” 、その他諸々の好印象な感じはなんや!?
一週間の路上(川沿い)キャッチは無駄だったのか!!
そう思うと辛かった。

外国人は、約1人だけだった。
ほとんど日本人。
ちなみにパーティー自体は、参加者の方々が本当に全員優しかったおかげで、大変楽しかった。

「1回目はこんなもんだよ。」
とか
「次も来たい。」
とか言われて、
普通に泣きそうになった。

 

失敗要因

お猪口

日本酒の協賛を得たのに、出費が高くなったのには理由がある。
オーダーメイドのお猪口である。

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今はこの在庫が僕の家で堂々と眠っている。
お猪口に関しては、長期的に見ればそれほど失敗にはならないかもしれない。

価格設定

参加費用は2500円に設定していたが、知名度が全くない状態でのこの料金は少し高かったのだろう。通常料金2000円で前売り券を1000円で売るみたいなことをしても良かったのだと思う。

時間的余裕

まず、初めてのパーティー企画で右往左往した上に時間がなかったのは良くない。
時間的余裕を作って行動しなくてはダメだった。(特に1回目は。)
一ヶ月前には集客に専念できるくらいにはしておかないとダメだ。

集客

外国人の集客(留学生や旅行客)にもっと意識して力を入れなくてはいけなかった。
路上で声をかけるよりもどこかの団体に参加を交渉した方が良かったかもしれない。

マネジメント力

協力してくれた友人たちの力をうまく発揮させることができなかった。
もっと人に任せる力や、人を巻き込んでいく力が足りないのだなと実感した。

 

これからの展開

パーティーを企画するにあたって、pepelonという団体を作った。
第1回日本酒パーティーでの経験をもとに、こういった企画をこれからも続けていきたいと思っている。
それはもちろん自分自身の成長のためでもあるが、参加していただいた方々に次はしっかりとしたパーティーを体験していただきたいという目標のためでもある。

 

最後に伝えたいこと

毎日をエネルギッシュに、輝いて生きる。
そのために人と語ること、繋がることは非常に有効なことだ。
だから僕は今回のパーティーを企画した。

僕は誰にも、その人の夢を諦めて欲しくない。
止まったドミノを、夢に続くドミノを、再び倒すエネルギーが僕の企画するパーティーで生まれることをこれからも願っている。
古川酒造様、Qooのオーナーさん、英語の添削をいちいちしてくれた友人、当日手伝ってくれた友人、一緒に企画を考えてくれた友人、デザインを担当してくれた友人、そして参加者の皆様。

本当にありがとうございました。

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